2012.05.14 Monday 18:50

いろんな音に耳をすまして


ロバの音楽座 / ロバの音さがし(絵本+CD)


ロバの音楽座については
前回のブログ記事を参照ください。
http://blog.ameto.biz/?eid=1427117

ロバの音楽座の作品としては
三つ目の取扱いになります。
そして雨と休日のお客様には
いちばん聴いてほしい作品です。
なぜかと言うと、
彼らの音楽に対する深い造詣と
音そのものに対する純粋な探究心が
このCDに顕著に表れているからです。

CDの始まりは
なんだかよくわからない、
「ギュッ、ギュッ」
という小さな音から。
やがて周りの音や
通り過ぎる荷馬車の音から
これは足音なんだと気づかされます。

静かな部屋や、
ヘッドホンなどで聴いてください。
そしてここに収められた
トランシルヴァニアの村の音の
ひとつひとつに
耳を傾けてください。

耳をすます、
音に集中する、
というのは大事な訓練だと思います。
鳴っている音を
ただ感じるだけと、
それがどこから鳴り
ひとつひとつの音に
どんな違いがあるかを
考えて聴くのとでは、
この世のものに対する意識が
全く違ってきます。

ふたりでできる簡単な音のゲームをしてみましょう。

場所はどこでも大丈夫です。
向かい合い、お互い目をつぶります。
そして聞こえる音をひとつずつ、
交互に言い合いましょう。
「換気扇の音」
「車の音」
「隣の部屋の男の人の声」
「隣の部屋の女の人の声」
など細かければ細かいほど良いです。
始めは簡単ですが、
徐々に音を見つけにくくなります。
そこからが面白いところです。
神経を集中して
まだ言われていない音を探します。
このゲームはいろんなところで、
何度でもやると面白いです。
次第に、
以前では見つけられなかった
音にも敏感に反応できるように
なると思います。

閑話休題

『ロバの音さがし』は
バーチャルな世界が広がる音楽作品です。
現地録音の音に、
後からスタジオ録音した
音源を重ね合わせている、
凝った作りのアルバムです。
違和感がないので
ひょっとして現地で
音楽も録音してるのかな、
と思わされるほど
丁寧にミックスされています。

ロバの音楽座を
単なる子ども向けほのぼの音楽集団
だと思ったら大間違い。
彼らの活動の根本には、
音楽家にとってなくてはならない
音への飽くなき探求心があります。
あるいは冒険心とも言えるかも。
それが主に子どもに向けた活動だからこそ、
より純粋に、
丁寧に、
表現へと繋がっているのだと
思います。

2012.05.13 Sunday 15:00

「地球の上に生きる」


Alicia Bay Laurel / Music from Living on the Earth


今、手元にある
『地球の上に生きる』を読んでいます。

第1刷が1972年。
手元のは74年の第12刷。
そんなに売れたのか…というのが
素直な感想です。
今は何刷になっているのでしょう。

北カリフォルニアにあった
ウィラーズ・ランチというコミューンに
彼女は参加していました。
この本は初め、
ウィラーズ・ランチに新しく加わる人のための
手引書のようなものだったそうです。

200ページほどの本の中には
今も暮らしに役立てることができそうな
さまざまな事柄が書かれています。
料理、裁縫、農作業、治療、
それから楽器やヨガのことなんかも。

人や物を損なわない。
非暴力主義。
そういったウィラーズ・ランチの信条が
反映された、
言わば自然派の指南書。

ヒッピー文化については
知らないことが多いのですが、
もし善し悪しがあるとするなら、
その良い部分というのは
現代の日本に生きる人にとっても
学ぶべきものがあるように感じます。


著者アリシア・ベイ・ローレルによる
音楽アルバム『Music from Living on the Earth』。
2000年に書籍の重版を機に作られたというアルバムです。
以前から取扱いしたいと思っていた作品です。

ギターのオープン・チューニングについて
本の中でも触れられていますが、
アリシア自身ハワイ音楽からの
影響も受けているようで、
73年の来日の後に
立ち寄ったハワイに惚れ込み、
その後ハワイへ移住しています。

ギターのテクニックにも素晴らしいものを
感じさせます。
それもそのはず、
彼女の従姉が結婚したのが
アメリカン・ルーツ・ミュージック界の
奇才ジョン・フェイヒーとのこと。
彼からギターの手ほどきを受けた
というのだから納得です。

このアルバムに関しては、
物書きが趣味で作った
というような作品では決してなく、
音楽性に優れた作品となっているのが
まず評価されるべき点だと思います。
歌詞(対訳もあり)をじっくり読んで
聴いていただきたい作品です。

メーカーにあった最終ストック分を
かき集めてもらいました。
再プレスの予定は今のところ
ないとのことですので、
この機会に是非どうぞ。

2012.05.09 Wednesday 15:42

「雨とQ日」5月号

今月も全国のセブンイレブンで
当店のフリーペーパー「雨とQ日」を
20円でプリントアウトすることができます。

5月号ネットプリント予約番号
【 54948489 】
(期限は16日まで)

操作方法など詳しくはこちらをご覧ください。
ネットプリント

2012.05.05 Saturday 17:02

ちょうど良い緩さ


The Jimmy Giuffre 3 / Trav'lin' Light


待ちに待った1枚です。
しかも千円。
ま、その分ちょっと安っぽい作りなのは
しょうがないのですが。

私が最初にこのアルバムを知ったのは
小西康陽氏のレビューでした。
その文章に共感して、
アルバムの聴き方でも
シチュエーションの違いが生み出す
プラスアルファというのを感じたものです。

そこには
「クラブで大音量の中、
一晩過ごした後に、
それでも音楽を聴きたいときに
このアルバムを取り出す…」
というようなことが書かれてありました。

音楽を聴きすぎてもうおなかいっぱい、
だけど何か音楽が流れていないと落ち着かない。
そんなときに聴ける音楽なんて限られます。

このアルバムが持つちょうど良い緩さ。
ジャケットの雰囲気も手伝って
何とも寛ぐ気分が盛り上がります。
決して静かなアルバムではありません。
一般的なジャズのフォーマットではない編成。
3人の掛け合いは
それこそ凄まじい集中力の中で
生まれているものです。
なのに、この緩さ。

ジミー・ジュフリーは、
デビュー当時は西海岸で
明るくスウィングする
ウェストコースト・ジャズを。
この後は、
よりフリー・ジャズ寄りの
アルバムをECMなどから
リリースしました。

その過渡期と言ってしまうのは
違うかと思いますが、
保守と前衛のちょうど良い
バランスによって成り立った、
ちょっと変わったジャズ・アルバム。
好きな人はどっぷりとハマるサウンドです。

限定生産なのでお早めにどうぞ。

2012.04.28 Saturday 18:43

5月の営業案内



【5月のお休み】
1、8、15、16、22、24、29日

定休日(火曜日)以外は
16日(水)と24日(木)が臨時休業となります。

休業日はメールの返信や発送業務がお休みとなります。

【通常営業時間】
平日  14時〜20時
土日祝 12時〜20時
(5月末まで20時閉店となります)

2012.04.28 Saturday 14:48

東日本大震災義援金のお礼

ご報告が遅れてしまいましたが、
杉並区と福島県南相馬市との
災害時相互援助協定に協力した
募金の結果報告をさせていただきます。

当店では3,658円の募金が集まりました。
皆様のご協力に感謝いたします。





商店会での募金活動は
3月をもちまして一旦終了となります。

雨と休日としては
今後も何かしらの
支援活動を考えていきたいと思っております。

2012.04.22 Sunday 13:17

領収書発行の取り止めについて

いつもオンラインショップをご利用いただきまして
ありがとうございます。

今後、オンラインショップのご注文には
当店からの領収書の発行を
取り止めさせていただくこととなりました。

クレジットカード決済の場合は
カード会社からの明細が、
代引決済の場合は
お支払いの際の控えが、
銀行振込の場合は
通帳が、
法的にも正式な領収書となります。

どうぞご理解のほど宜しくお願いいたします。



2012.04.15 Sunday 17:41

営業時間変更のお知らせ

諸事情ございまして、
営業時間を若干変更いたします。

まず、
5月末まで閉店時間を(曜日に関係なく)
20時とさせていただきます。

6月〜7月初旬は通常どおりの
営業時間に戻ります。

7月中旬(梅雨明け後、時期未定)より
8月末まで、
昨年と同じく土日祝日も
平日と同じ14時開店となります。

火曜日定休は変わりません。

9月以降、
また新たな営業時間体制になると思います。
変更が細かく申し訳ございませんが、
どうぞ宜しくお願いいたします。

2012.04.09 Monday 16:01

「雨とQ日」4月号

今月も全国のセブンイレブンで
当店のフリーペーパー「雨とQ日」を
20円でプリントアウトすることができます。

4月号ネットプリント予約番号
【 94321795 】
(期限は16日まで)

操作方法など詳しくはこちらをご覧ください。
ネットプリント

2012.04.07 Saturday 18:32

2012年3月末日 西荻ナイト&デイ

3月30、31日と開催いたしました、
『西荻ナイト&デイ』。
素晴らしいお客様と、美味しい料理。
木造民家に響くギターの音色は
また一段と丸みを帯びたものになっていました。

演奏はほぼ即興。
夜と昼ではまったく違った公演になりました。
30日の夜公演は、
緊張感のある演奏と
お客様の集中力が合わさった
空間となり、
奇跡のような瞬間が時折訪れるのを感じました。

31日昼公演は、
お客様のリラックスした雰囲気の中、
ときに会話のバックに流れるBGMのようになり
ときに声を潜めて演奏に耳を傾ける時間もある
という、
理想としていたような空間に。

31日はあいにく風が強く、
電車の遅延の影響もあり、
やむなく遅れてしまう方が
逐一ご連絡をいただいたりと、
ちょうど年度末の多忙な時期にも関わらず
ご来場いただいたお客様には
本当に感謝しております。
また、抽選に外れてしまった方には
改めてお詫び申し上げます。

会場を提供していただいた
りげんどうの6名のスタッフさんにも
最大級の感謝を。
演奏の行方を見極めながらの配膳には
プロの意識を見る思いでした。

当日、演奏の合間に流していたBGMは
それぞれのアーティストに
この日のために録音していただいた楽曲です。
ご来場いただいた方にのみ、
お土産としてCD-Rにしてお渡ししました。

昨年末、
ハルカさんの
「青木さんと一緒にやってみたいんですよ」
の一言が発端となり、
「じゃあ、雨と休日の3周年でイベントやりましょう」
と盛り上がって実現した今回のイベント。
公演後、青木さんがおっしゃっていた、
「互いの資質を引き出す演奏」となった
ふたりの共演は、
1+1が2以上になる瞬間に
幾度となく出会えた素晴らしいものでした。
今後もこのデュオが
またどこかで見られるかもしれません。

初日と二日目でまったく違った演奏を見せた
坂ノ下さんのステージは、
もはや芸と言えるほどの話術(?)に
心と体をほぐされ、
素晴らしいギターテクニックに
酔いしれるものでした。

坂ノ下さんと青木さん(+ハルカさん)との競演は
似ているようで方法論がすこし違うという
ギタリストの競演の醍醐味を
味わうことができたのではないでしょうか。

雨と休日主催の次回イベントは
今のところまったく未定ですが、
もし機会がありましたら
どうぞ宜しくお願いいたします。












左から坂ノ下典正、青木隼人、haruka nakamura








30日夜公演


ラストには3人で演奏








31日昼公演 カウンターにはりげんどうホールスタッフの方々


サインをする坂ノ下さん


お土産CD-R


厨房スタッフの方々
こんな方たちに支えられて成功した公演でした




























おまけ


撮るハルカさんを撮る


公演終了後に銭湯行ったりして

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