密かに愛される歌姫シェルビー・フリント



Gregg Karukas feat. Shelby Flint / Home for The Holidays


再CD化を持ちかけ実現しました。
クリスマスに間に合いました。
シェルビー・フリント、好きなんです。

例えばディズニーのこれ。


ミシェル・ルグラン作曲のこれ。


そしてCD化されたときに当店でも扱ったこれ。


Shelby Flint / The Quiet Girl


シェルビー・フリントってこの『クワイエット・ガール』を含む、ヴァリアントというレーベルに残した3枚のアルバム以降アルバムを作ったりはしていないのかな、という疑問から彼女のディスコグラフィーを調べたところ、70年代以降はジャズ(フュージョン)寄りの音楽活動をしていたようなんですね。

寡作で、アルバムの数は少ないのですが、そんな中彼女自身のアルバムではないけれどクリスマス・アルバムがあるぞ、と発見したのがこの『Home for The Holidays』です。

ライナーノーツにも記していますが、グレッグ・カルーキス(カルーカスという表記が一般的かもしれませんが、実際の発音は「クルーキス」に近いみたいです)って誰だ?とはじめ思ったわけですが、いわゆるスムース・ジャズに詳しい人なら知ってるぐらいの名プレイヤーでした。

言いたいことはライナーノーツに全部書いたのでここで書くことは少ないのですが、改めて、良い歌声だなぁと。60年代の頃とは歌い方も変わっていますが、それでも彼女らしさは健在。

このCDをリリースしているミューザックに作品化を持ちかけたのは、


Miss Abrams and the Strawberry Point 4th Grade Class


以来です。
元の輸入盤のジャケットがパッとしなかったので、イラストのジャケットに。
シェルビーのディスコグラフィーの中でも重要な作品。
クリスマス・アルバムとしても一級品です。
 

クリスマス


毎年この時期に書いている事ですが、
10月入ると徐々にクリスマスのCDが売れ始めるのです。実は。

という訳で今年もクリスマス特集
スタートしております。

【christmas】

今のところ2タイトルぐらい
新しいクリスマス・アルバムを
今後入荷できる予定です。
そちらも入荷次第アップいたしますので
お楽しみに。
 

ファミリー・アンド・フレンズ



elizabeth mitchell & you are my flower / blue clouds



Elizabeth Mitchell and Friends / The Sounding Joy


当店でその方の
ほぼすべてのアルバムを取り扱っている
数少ないアーティストのひとり、
エリザベス・ミッチェルの近作2タイトル
『blue clouds』(2012年)と
『The Sounding Joy』(2013年)です。

企画盤だった
『little seed - songs for children by woody guthrie』
(2012年)と、
『blue clouds』の間には
一本線がある気がします。

それは、アメリカの
フォーク・ミュージックという
文化の中で受け継がれてきた
スタイルを模範として、
子どものための曲を
素朴なアレンジで歌ってきた
第1作『you are my flower』からの流れが
一旦終わりを迎え、
より凝ったアレンジで
その枠を取っ払った
「エリザベス・ミッチェル」と
「それを取り巻く人たち」の
オリジナルの音楽を作り上げることに
重点を置くようになってきた
とも言えるのでは。

特に『blue clouds』の
「Arm in Arm」や「Kooks」
といった曲には、
試聴ではわかりにくいのですが
細かなアレンジの妙が
施されています。

そして今回の『The Sounding Joy』では、
もはやチルドレン・アルバムというだけでない、
大きなスケールを感じさせます。

今後がますます楽しみになる
エリザベス・ミッチェル(=愛称はリズ)の
冬に聴きたい2作品。
相変わらずジャケットも素敵です。
 

クリスマス隠れ名盤



Chris Standring & Kathrin Shorr / Send Me Some Snow


クリス・スタンドリングはいわゆるフュージョン系のギタリストで、アルバムもたくさんリリースしています。
このクリスマス・アルバムは去年の作品ながら、彼のファンやジャズ/フュージョン好きの方でもあまり知られていない作品なのではないかと思います。

ぶっちゃけ、元の輸入盤のジャケット(サブスクも)がパッとしないものだったので、「せっかく内容がいいんだからジャケットのデザインを変えてどこか国内盤をライセンス発売してくれるレーベルはないものか」と、店主・寺田が当CD発売元のRIP CURL RECORDINGSに新装ジャケ、歌詞付きでリリースを打診し晴れて国内盤リリースが決定しました。

ジャケットを新たに作るにあたってもレーベルの方とあれこれ相談し、サウンドの志向に合わせて50〜60年代のレコードをイメージしたデザインに仕上げていただくことができました。
画像では見にくいですが、少し擦れたようなデザイン加工もあってヴィンテージ感を演出していたりします。

オリジナル曲、ということで歌詞もアーティストに頼んで付けてもらうことにしました。

「クリスマスの賑わいもお金をかけたプレゼントも今はいらないから雪を降らせて欲しいの。」
「そりのないサンタがサンタじゃないように貴方のいないクリスマスなんてクリスマスじゃない。」

というような歌詞も、実に王道。
クリスマスなんだからひねりは要らないです。

王道、と言えばクリス・スタンドリングのアレンジがまた良いのです。
特にストリングスの入れ方。
専門はギタリストですがベキベキと弾きすぎることなく裏方に徹しています。
例えばバート・バカラック好きにもヒットするかと。
個人的にも何度も聴いていますが、いい曲揃いのアルバムだなぁ、埋もれるには惜しい!と毎回思います。

大人の恋人たちに、是非。


『Lullabies and Night Songs』と『Holiday Songs and Lullabies』



Shawn Colvin / Holiday Songs and Lullabies


最初にリリースされた盤は廃盤となり、
入手できなかった時期がしばらく
あったのですが、
現在は廉価盤として再発売されており
そちらを今回紹介しております。
廉価盤となり、イラストの配置も変えられて
少しチープな感じになってしまっているのが
残念なのですが…。

ここでのショーン・コルヴィンの歌は、
彼女の他のアルバムよりも
素直で抑え目。
「Silent Night」など
わかりやすいクリスマス・ソングが
入っているので、
この時期にしか聴けないのが
もったいないくらい
素敵なアルバムです。



上の写真が
このアルバムの基となっている
『Lullabies and Night Songs』です。
昔から伝わる子守唄の
楽譜(メロディと伴奏)と歌詞、
そして歌にちなんだ
センダックによる挿絵が
描かれている楽譜絵本です。
アメリカの歌なので英語ですし、
日本語版が出版されることは
ないと思うのですが、
センダックの挿絵も多く
見ているだけでも楽しい本です。

お母さんがピアノを弾いて
子どもに歌ってあげるような、
そんな光景が浮かびます。
楽譜を担当したアレック・ワイルダーは
アメリカの著名な作曲家。
クラシック、ポップス、ミュージカルなどの
作曲の他に、
辛口の音楽評論家としても
知られていた人物だそうです。
『Holiday Songs and Lullabies』では
ワイルダーのアレンジを採用して
歌っている曲もあります。
本は絶版のようですが、
それ程レアなものではないらしく、
少しお金を払えば手に入りそうです。
ご興味ある方は探してみてください。

惜しくも今年亡くなってしまったセンダック。
『かいじゅうたちのいるところ』や
『まよなかのだいどころ』で
彼のファンになった方は多いと思います。
こんな楽譜絵本を見てしまうと
アメリカ人に生まれたかったなぁ
と思ってしまうかもしれませんね。

今年のクリスマス


そろそろ10月も終わりですが、
今年はいつもより少し早くクリスマス特集を
スタートしております。

【christmas】カテゴリー

今日現在、オンラインショップに掲載されているのは
昨年までの取扱い作品たちです。
本年度の新規取扱い作品は
明日以降、定期更新とは関係なく
不定期でアップしていく予定です。

すでにいくつか店頭には入荷しております。
今後、予定では今年の新譜を含め
5〜6タイトル以上は入荷の予定がございます。
どうぞお楽しみに。

なお、毎年12月ごろにアナウンスしていることですが、
季節商品のため、特に輸入盤に関しては
在庫のみで売り切りとなる場合がございます。
ご了承くださいますようお願い申し上げます。

私もそっと耳打ちしたいです



Don Peris / brighter visions beam afar


以前ご紹介したソロ・アルバムも好評の、
ドン・ペリスのクリスマス・アルバムです。
タイトルは…何でしょう、
清らかな光がどこまでも伸びていく
といったような意味でしょうか。

ドン・ペリスは
イノセンス・ミッションのメンバーなので、
ソロ・ギタリストとしては
無名と言えます。
しかしその音楽は彼にしか作れないものです。
弾き方も、
選曲とシンプルなアレンジも
常に優しさに満ちていて、
アルバムを流している間
その空気までも幸福感で
満たされるような
作品を作ってくれます。
私にとっても大切なミュージシャンです。
待望の再発は、
鈴木惣一朗(ワールドスタンダード)主宰の
Stellaレーベルから。
クリスマスも押し迫った時期の発売ですが、
是非に聴いていただきたい作品です。


Vince Guaraldi / A Charlie Brown Christmas


ヴィンス・ガラルディによる
この「スヌーピー」クリスマス・アルバムからも
名曲「Christmas Time Is Here」を
カヴァーしています。
「エリーゼのために」もカヴァーしていますが、
ここからの影響でしょうか…?


Don Peris / Go When The Morning Shineth


こちらがソロ2作目。
『brighter visions beam afar』は
3作目となるようです。

輸入盤クリスマスアルバムの在庫について


毎年この時期にアナウンスしていることですが、
クリスマス・アルバムの輸入盤に関しては
そろそろ今年の入荷をストップさせる時期ですので、
作品によっては現在庫のみの売り切りとなります。
売り切れ次第(今年の)取扱いを終了いたします。
お買い物を迷われている方がもしおられましたら、
お早めにお求めください。

国内盤(国内流通盤)に関しては、
メーカー切れとならない限り
ぎりぎりまで入荷が可能ですので
特に急がれる必要はございません。

また、12月11日にクリスマスの
お薦めアルバムが急きょ発売されることとなりました。
当店でもソロ作『Go When The Morning Shineth』が好評いただいている
Don Perisの、入手困難だったクリスマス・アルバムです。
そちらもお楽しみに。

どうぞ宜しくお願いいたします。

一足早くクリスマスCDをお探しの方へ


まだ数件ですが、
クリスマス商品のお問合せを
いただくことがあります。

例年、11月に入ってすぐ
クリスマス特集をスタートさせますが、
昨年まで取扱っていた作品で
現在在庫があるものは
オンラインショップのほうに
在庫が反映されておりますので、
こちらのリンク先よりご覧ください。

christmas カテゴリー・ページ

なお、トップページからはまだ
このページへのリンクがございませんので、
画面を閉じてしまわれた場合は
再度上記よりアクセスしてください。

新商品を若干含め、
今年のクリスマス特集は
10月31日(月)にスタート予定です。

クリスマスの準備は




去年も書きましたが(毎年書くかもしれませんが)、
クリスマス・アルバムは
この時期しか聴けないので、
しっかりじっくり楽しみたいですよね。
今週駆け込み的に4点アップしました。
遅くて申し訳ないのですが、
今からでもお楽しみください。

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クレア・カレッジのオリジナル・キャロル / ジョン・ラター(指揮)、ほか


以前から取扱いたいと思っていた音源が
2枚組完全版で、しかも低価格で再発されました。
キャロルの持つ親しみやすさが
ラターによる編曲でさらに増しています。
幸せな気分になれます。

キャロルは必ずしも教会で歌われるものではなく、
人々のあいだで歌い継がれてきたものが多いのだそうです。
讃美歌(聖歌)とキャロルは何が違うのかというと、
讃美歌は基本的に教会で歌われるものですので、
そこが違う点です。

讃美歌も良いCDを探したいとは思ってるんですが…。
それはまた来年かもしれません。



Andy Williams / The Andy Williams Christmas Album


クリスマスにはスタンダードとなっている
曲がたくさんあります。
それらスタンダードを知り、楽しむには、
やはりこういった有名な歌手のものが
いちばんだと思います。
アンディ・ウィリアムスは
おじさん、おばさんだけのもの
と思ったら大間違い…とまでは言いませんが、
このクリスマス・アルバムは
とても良い作品だと思います。



Joyeux Noel 〜La collection de comptine pour les adultes〜



Agnes Chaumie / Noel


この2点は、
トイ・ミュージック〜こども音楽専門レーベルとして活動している
Novel Cell Poemという
日本のレーベルが制作/輸入しているものです。
Novel Cell PoemのCDは
可愛らしいものばかりなのですが、
必ず小さな雑貨のおまけが付いているという点も
乙女心を刺激するところなのではないでしょうか。

今回はノエル(クリスマス)にちなんだものを
紹介していますが、
Joyeux Noelに参加しているクリンペライや、
こどもたちが歌うジャズ"Les p'tits loups du jazz"など、
今後もこども音楽関連のCDを
いくつか取扱っていく予定ですので
どうぞお楽しみに。

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クリスマス商品は、そろそろ追加補充を止める時期になります。
特に輸入盤ですが、徐々に今ある在庫のみ売り切り
というかたちになっていきます。
お早めにお求めください。
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