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Dear Rain



Mari Kalkun / Vihmakono


さて、5月18日に発売されました
マリ・カルクンのセカンド・アルバム『Vihmakono』です。
アルバムタイトルを英語にすると『Dear Rain』だそうです。
店主、寺田がライナーノーツを書かせていただきました。
ライナーを書くとブログで書きたいことが
あまりなくなってしまうのが難点でして、
この記事も一週間遅れとなって
ようやく書いております。

とにかく、もう何度も聴いています。
繊細な音楽ですが、きめ細やかな、とか神経質な、
という感じの繊細さとは違った丁寧さに満ちています。
マリ・カルクンは20代半ばのまだ若い女性ですが、
エストニアの伝統音楽を熱心に研究しています。
それに自分なりの(現代的な)センスを加えているのですが、
そのバランスが素晴らしいと感じました。

過去から伝わるものを大事にする。
その気持ちはたとえば
伝統的な職人芸を今に生かすような、
真摯で丁寧な民芸作品に近い気もします。
「手仕事」や「ものづくり」に興味のある方にも
聴いていただきたいアーティストです。

今回、Panaiレーベルの担当者さんに
このアルバムの国内盤化の話を聞き、
ライナーを担当することが決まったときに強くお願いしたのが、
歌詞の対訳を付けることでした。
マリ・カルクンにエストニア語(のさらにマイナーな言語)を
まず英語に訳してもらい、
それをさらにPanaiさん側で日本語に訳してもらいました。
対訳を付けるというのはひと手間かかるので、
付けないCDも多いのですが、
手間を惜しまず作業に取り掛かっていただいた
Panaiのスタッフの皆様に感謝いたします。
エストニアの詩人たちの作品から引用された
歌詞をぜひご覧ください。

9曲目の歌詞は「ムーミン」からの引用、と
レビューにも書きましたが、
ムーミンはフィンランドの物語で、
エストニアと海を隔ててすぐにあるこの2国の
共通性をここにも見ることができます。
エストニアとフィンランドは文化的にも
とても近い国だそうでして、
ソ連から独立した国とは言っても
むしろ北欧の文化圏と考えたほうがしっくりくるようです。

あとひとつ、ここでお伝えしたいことがあります。
当店でも限定数入荷してもうすぐに完売してしまった
2007年のファーストアルバム『Uu tulok』が、
もしかしたら同じPanaiから国内盤リリースされるかもしれません。
この『Vihmakono』の売れ行き次第ですので、
ぜひ皆様まわりに宣伝をお願いいたします。


夕暮れの海?で歌う
マリ・カルクン。
美しい映像です。



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2011年10月追記

ファーストアルバム『Uu tulok』が
10月12日に国内盤リリース決定いたしました。
Mari Kalkun / Uu tulok
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