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君はチャーリー・ヘイデンを知っているか…?


雨と休日でひとりのミュージシャンを特集するのは
これが初めてです。

チャーリー・ヘイデンは
ベーシストでありながら
プロデューサー的な才能を持ち合わせた
ミュージシャンです。

60〜70年代は政治的なメッセージを持った
活動も行なっていたのですが、
80年代後半になると自らのルーツに回帰するような作品や、
ノスタルジーを感じさせるような
内省的な作品を試みるようになります。

90年代以降、こう言っては何ですが、
驚くほど雨と休日向けな作品を多く作っています。
特にデュオ作品にその傾向が表れるのですが、
パット・メセニーとの『Beyond The Missouri Sky』
がまず知られるところでしょう。


Charlie Haden & Pat Metheny / Beyond The Missouri Sky


『Beyond The Missouri Sky』はギターですが、
ピアニストとの共演作を多く発表しています。
どれもがそれぞれに個性的で、
デュオを組む相手のピアニストの特徴を
見事に引き出しているのが
特筆すべき点です。

ハンク・ジョーンズの、
「らしさ」が出された『Steal Away』。


Charlie Haden & Hank Jones / Steal Away


小春日和を思わせるほっこり感。
黒人霊歌(スピリチュアルズ)のメロディの良さが
じっくり味わえる作品です。
黒人霊歌そのものも
いいCDがあったら紹介したいですね。

ケニー・バロンとの非常に静かなライヴ。


Charlie Haden & Kenny Barron / Night and The City


ときどきはっとするようなフレーズを
流麗に弾くケニー・バロン。
深夜にひとりで聴きたいライヴ盤です。

祈りのようなクリス・アンダーソンのピアノ。


Charlie Haden & Chris Anderson / None But The Lonely Heart


クリス・アンダーソンについては
あまり情報が無いのですが、
このアルバムに関してはやはり
ホール録音の音質と
彼のピアノとの相乗効果が
感動的ですらあります。

上の作品と同じレーベルから出ている、
夕焼けジャケもきれいな『Nightfall』。


Charlie Haden & John Taylor / Nightfall


これもベテランピアニストとの共演。
若干シリアスな曲調のものも収録されていますが、
それを含めたうえでの
深みを持った作品です。

チャーリー・ヘイデンはパートナーの
裏方に徹するようなかたちで
ベースを弾くのですが、
それよりもアルバム全体のディレクションにこそ
その才能を発揮していると感じます。
デュオ作品でありながら、
コンセプチュアルでもあるというのは
ジャズの世界では稀有なものだと思います。

デュオだけでなく、
グループでの作品にも
アルバム通しての質が高いものがありますが、
中でも一押しが『Nocturne』です。


Charlie Haden / Nocturne


『Nocturne』はボレロを取り上げた作品です。
ボレロと言うとラヴェル作曲の
クラシック曲が有名ですが、
もともとはキューバで生まれ、
メキシコに渡って流行したラテン音楽の
リズムのひとつです。
2,3曲目あたりがわかりやすいでしょうか。
これもタイトルどおり
夜、静かに流したい作品です。


キース・ジャレットとの『Jasmine』については
書きたいことが多いので
また後日。
 
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