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モラヴィアの作曲家



ヤナーチェク:ピアノ作品集 ラドスラフ・クヴァピル(ピアノ)


チェコ近代の作曲家ヤナーチェクというと、
けっこうなクラシック・マニアでなければ
聴かないような作曲家でしたが、
オーケストラ作品の代表作である「シンフォニエッタ」が
村上春樹『1Q84』に取り上げられていたことで近年話題になり、
それで知った方という方も多いでしょう。

「シンフォニエッタ」などのオーケストラ作品や
弦楽四重奏作品といった代表作には
民族的な旋律/リズムを取り入れた
東欧らしい重厚な作風が多いです。
そんな中この「草陰の小径にて」には、
もともと学校の小さなオルガンで
演奏するために作曲したという
エピソードも納得の、
素朴で牧歌的な優しさが溢れています。

ヤナーチェクは現チェコ東部である
モラヴィア出身。
チェコでもプラハなどがあり比較的都市化された
西部(ボヘミア地方)と異なり、
自然が多く残る東部(モラヴィア地方)
に生まれたことが、
作風にも表れているように感じます。

「草陰の小径にて」は牧歌的なまどろみと、
まるで子どものころ森へ迷い込んだときのような
ちょっとした恐怖心と
無垢で優しい表情を見せる作品です。
忘れられていた何かを思い出させるような
力があるように感じられます。

“小径”ジャケのこのCD。
演奏しているラドスラフ・クヴァピルは
ヤナーチェクの孫弟子にあたり、
彼の作品を何度も録音している
ヤナーチェク演奏のスペシャリスト。
音と音の間も美しい、好演です。
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