<< 出張販売 in 高崎 matka | main | 2016年7月売上TOP10 >>


ドイツ、チェコ、ロシア、スコットランド、アメリカ、ブラジル…日本!



Doppelzimmer / 田園


山猫遥子と古川麦によるドッペルツィマー(二人部屋という意味)。
以前から気になっていたユニットでして、
遅ればせながらようやくご紹介。

その音楽は簡単に言葉にできない
知識の裾野の広さがあります。
あるいは氷山の見えない部分。

しかし、頭でっかちになったり
気障ったらしくなったりしそうなところを
さらりとかわして歌ってくれるのが
ドッペルツィマーの魅力。

自作曲といろんな国の歌。
北原白秋の詩による「五十音」は、
発声練習でお馴染みのアレです。
情緒があるんだか無いんだか、という言葉遊びが、
彼らが歌うと何ともイイ感じ。
次作でも再演していますが、そちらはもっと楽しげに。

悲しくもユーモラスな、08「The Shape of Things」は、
ライナーにも書いてありますが
ブロッサム・ディアリーのカヴァー・ヴァージョンを
模範として歌われています。
↓こちら(14曲目)


Blossom Dearie / Winchester in Apple Blossom Time


あまり知られていない
武満徹の「3たす3と3ひく3」(作詞は谷川俊太郎)は
珍妙な魅力に溢れているし、
ゲーテの詩によるシューベルトの「An den Mond」は
同じようにシューベルトを歌った、
森ゆに『シューベルト歌曲集』にも似た響き。
みんな知ってる「たなばた」、
そしてドリフでもお馴染み「Comin' Thro' the Rye(麦畑)」
など、選曲の幅広さに脱帽。



チンプンカンプンとんちんかん / 拡がる二人部屋


こちらは2016年最新作。
攻撃のヴァリエーションが増えたと言うか
球種が増えた投手のような。
いきなり「東京ブギウギ」という
ど真ん中ストレートを食らわす素晴らしい選曲。
原曲の笠置シズ子の歌は流石に今だと時代性を感じますが、
心持ちは彼らと同じように軽やかでお洒落に歌っていたのでは。
間奏から「ブラジル」にメドレーするのも盛り上がります。
逆オリンピック。

02「Chotto Matte Kudasai」
のオリジナルはサム・カプーというハワイのシンガー。
カタコトの日本語の響きが良いのであって
これをちゃんと発音したら魅力半減。

03「My Favorite Things」は、
形容詞と名詞の応酬でテンポも速く
日本人が歌うには難しい歌なのですが、
(そもそもfavoriteもthingsも発音しづらい…)
個性的なカヴァーになっていて◎。

個人的に何度も聴いてハマっているのが
07「Tichá Domácnost」。
チェコのBratří Ebenůによる歌で、
家族愛を歌ったちょっと物悲しい歌なのですが、
これがコード進行やサビのデュエットなど
名曲。

「チンプンカンプンとんちんかん」とは
人を食ったような、と言うか自由奔放なバンド名。
そしてお面をかぶったヴィジュアル。
それもすべて知的なユーモアセンスに溢れていますが、
彼らの音楽の肝は
ベースにボサ・ノヴァがあるということ。
多くの文学、雑学、音楽趣味、欲望をベースにした
文学少年少女的なその知性は、
選曲とアレンジの才へと昇華しています。

どちらのCDのブックレットにも
山猫遥子さんによる楽曲解説が載っているのですが、
これがまた、知識とユーモアにあふれた
面白いものになっていて、
読み応えがありますので是非!
長文になりました。




 
Calendar
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728    
<< February 2017 >>
お知らせ
出張販売、DJ、トークイベント等、ご依頼受付中。CD作品の持ち込み売り込み、メジャー/マイナー、レーベル/個人問わず随時募集中。お気軽にメールアドレス[ infoあっとameto.biz ]またはお問合せフォームからご連絡ください。
出張販売スケジュール
≫ 1/21〜2/5 金沢/COPYLEFT
≫ 3/4〜12 名古屋/sahan
≫ 6/10〜27 九州某所(詳細後日)

☆現在2017年5月および7月以降のご依頼受付中。
Links
Profile
Categories
Archives
Search this site.
Others