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良い作品はいつまで経っても良い


なかなかの粒ぞろいとなっている
ソニー・ミュージックのブラジル音楽再発シリーズ
≪BRASIL COLLECTION 1000≫。
https://www.sonymusicshop.jp/
その中から3点を。


Paul Winter with Carlos Lyra / The Sound of Ipanema


ポール・ウィンターがリーダーであるけれど、
彼のサックスは間奏でメロディを吹く程度に抑えられていて、
出しゃばらない。
他のメンバーもとても控えめ。
イントロや歌の後にセルジオ・メンデスのピアノが
ポロンと鳴るところなど
「いい音色だなぁ」と思わずにいられません。


Cartola / Verde Que Te Quero Rosa


ジャケットの良さを含めたサンバの大名盤。
サンバは決して賑やかなだけの音楽ではなく、
(カーニバルの無尽蔵な熱狂は、あれはあれで意味があるのですが)
「サンバってこんな渋味のある音楽なんだ」
と皆さんに知ってもらいたい、
そういう作品です。
いつ聴いても(いつこのジャケを見ても)、
コーヒーを飲みたくなります。
もちろんブラジル産の豆で。


Miucha & Antonio Carlos Jobim


ミウシャはジョアン・ジルベルトの二人目の奥さん。
(一人目はアストラッド・ジルベルト)
素敵な歌声を持った方。
そしてこのアルバムは捨て曲無し。
アントニオ・カルロス・ジョビンが演奏だけでなく
そのヘタウマ・ヴォーカルを惜しげも無く披露して
歌っているデュエット・アルバムと言えば、
エリス・レジーナとの『Elis & Tom』が有名ですが、
それと比べるとこちらはもっとリラックスした感じで
音楽的にもなかなか他に無いレベルの貴重な1枚。
まぁ、本職は歌手ではない人が歌っているのですから、
よっぽど気分よくレコーディングしていたのでしょう。


日本の音楽業界では、ブラジル音楽のブームは
もうすでに去ったかのように見受けられますが、
良い作品はいつまで経っても良い、
という事実を証明する傑作盤たちです。

しかしまぁ、これが1080円で聴けるのだから、
良い時代になったという言葉以外に何もないです。
もうちょっと高くして歌詞が付いていたら
もっと良かったのですが、
それも時代の流れなのかも知れません。
ポール・ウィンターの作品などは、
最初は小西康陽氏と橋下徹氏の解説が付いて
CD化されていたのですけどね。
 
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