雨音のようなピアノ


Steve Kuhn / Remembering Tomorrow

ピアノの音が
雨音と重なり合ったとき、
そのイメージは何倍にも膨らみ
まるで妄想の中の
雨の世界に浸り、
ズブズブとその深みにはまっていく
自分がいる。

雨は、
意識を遮るノイズのように。

曇り空は、
夜の暗闇のように。

先を見えなくする。

想像を掻き立てられ、
すべてがわかっているかのような
今の世界にも、
わからないものがあるということを
思い知らされるような。


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ECMレーベルの作品には
リスナーが入り込める
余白のようなものがあって、
そこで人それぞれに
作品に対する捉え方を
刷り込むことができる点が
良いのではと思いますが、
いかがでしょうか。
昔から、雨の日に引っ張り出しては
聴いているアルバムです。

雨のような…



「このオビは、雨と休日への挑戦じゃないですか?」
なんて冗談を言われますが、
そんなおこがましいこと思ってもいません。
雨に対するイメージは人それぞれですよね。

青木隼人の作品にも通ずるような、
音の余韻まで考え込まれた
アコースティック・ギターによるソロ作品です。

Ryan Francesconi / Parables

青木氏と同じラジオゾンデつながりですが、
津田貴司氏が来店されたときに
このライアン・フランチェスコーニのギターは
装飾の付け方が独特だとおっしゃっていました。
私はギターを演奏したことがないので
細かいところまではわかりませんが、
ライアンはブルガリアやバルカン地方の民族音楽を追求した
バンドのメンバーとしても活動していただけに、
(詳しくはこちらのインタビューをご覧ください)
その演奏にも欧米的なものでない
要素が組み込まれているのでしょう。

ジャケットも凝った作りとなっています。
これで(しかも新譜で)¥1,680は安いです。
レーベル元Sweet Dreamsの素晴らしい仕事。
作り手の努力がうかがえます。

ひとりの人の世界


いきなりですが、
ポジティヴな引きこもりって
あると思うんですよ。
自分を取り戻すための引きこもりは
ある程度必要なのではないかと。

今日はそんなときに部屋に流したいな、
と思った新譜を。

Heather Woods Broderick / From the Ground

『Float』が好評な
ピーター・ブロードリックのお姉さん、
ヘザー・ウッズ・ブロードリックです。
自分でいろんな楽器を演奏しています。
ピーターも参加しています。
とても女性的な作品だと感じるのですが、
たぶんそれは
自分の世界を壊さず大切にしたい
という意志のようなものを
サウンドから感じるからなのでは
と思います。

是非ご試聴を。

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