春に聴きたいブロッサム・ディアリー


ブロッサム・ディアリー。
この素敵な名前の女性アーティストに惹かれる
ファンはとても多いことでしょう。

コケティッシュな魅力をもったジャズ・シンガーの
代表的存在です。
少女のような、というか幼女のような
その歌声がまず取り上げられますが、
彼女の本質はその可愛らしさではありません。
ブロッサムの本当の素晴らしさは、
歌に対する真摯な態度です。

2009年に亡くなったとき、
(ちょうど雨と休日がオープンしたての頃)
実店舗のほうでも追悼特集を組んだのですが、
今回改めて「春に聴きたいブロッサム・ディアリー」として、
まとめてご紹介いたします。
ここで紹介する彼女の作品は、
本当に春にぴったりなんです。



Blossom Dearie (1956)


ブルー・スターズというコーラス・グループで
レコードを作った後の、彼女のソロ・デビュー作です。
春の曲が3、4曲。
伴奏の編成も多すぎず、初期の代表作はやはりこれ。
10曲目の「Now At Last」は
Feistがカヴァーしたヴァージョンも美しいです。
後のDaffodilの諸作とは違って
この頃はストレートなジャズ作品といえますね。



Blossom Dearie / Sings: Blossom's Own Treasures


Verve、Fontanaといったメジャー・レーベルに
多くの録音を残したのちに、
彼女は1973年に自らのレーベル「Daffodil Records」を立ち上げます。
それは音楽家としての理想を求めた故のレーベル設立でした。

その第1弾であるアルバム『Sings』は、
レーベル発足直後であるがためにコストを抑えなくてはならず、
(著作権を支払わないように)すべて自作曲で
録音もモノラルで、曲によっては音質も悪いという
悪条件下での制作でした。
しかしそれが逆に良い味を出す結果となり、
この『Sings』を特別なアルバムにしている要因となっています。
少しチープな音質だからこその
柔らかさ温かさがあるアルバムです。
「Sunday Afternoon」という曲もあり、
日曜の午後に聴くのに最高のアルバム。



Blossom Dearie / 1975: from the Meticulous to the Sublime


さて、『Sings』がそれなりの売上を残したおかげで制作資金も手にし、
ブロッサムは満を持してこの第2弾『1975』を録音したのでしょう。
1曲目の「I'm Hip」。
作詞デイヴ・フリッシュバーグ、作曲ボブ・ドロウという
彼女のキャリアを通じて交流の深かったふたりの作品です。
とにかくブロッサムを語るうえで必聴の曲です。
それ以外にも良曲満載の好内容となっています。
Daffodilで最初に手にしたのがこのアルバム、
という人も多いのでは。
ポップスとジャズとを合わせたような
そのどちらでもないような彼女の作風が
確立されたアルバムと言えるでしょう。



Blossom Dearie / Winchester in Apple Blossom Time


雨と休日で一押しなのがこの『Winchester in Apple Blossom Time』です。
Daffodilでの第4弾となります。
あたたかな春の陽射しに包まれるようなアルバム。
春の曲もありますし。
まどろみます。
ジャケット内の写真がまた良いですね。
そういったところを含めて
Daffodilの日本盤をリリースしている
Celesteレーベルのデザイン性の素晴らしさを感じさせます。

ちなみに「The Ballad Of The Shape Of Things」は
日本のドッペルツィマーも取り上げており、
美しいリスペクトを感じさせるカヴァーになっています。
Doppelzimmer / 田園


≪追記≫


Blossom Dearie / Needlepoint Magic


Daffodilの第5弾が『Needlepoint Magic』。
これについては過去記事を。
http://blog.ameto.biz/?eid=1427385
ファンなら聴くべきライヴ・アルバムです。
 

出張販売 in 米子 めがねのスエツグplus




今回の出張販売はめがね屋さん。
米子市の中心街にある「めがねのスエツグplus」は
ただのめがね屋さんではありません。

山陰地方の音楽関係者、音楽ファンで構成される
「Puerto de la Música(プエルトムジカ)」。
facebook
音楽イベント、フリーペーパー発行などを
おこなっているこのグループに
「めがねのスエツグplus」の店長・末次さんも加わっており、
CD販売も過去にめがねのスエツグplusでおこなわれていたりします。
ちなみにプエルトムジカのメンバーには
オルガンバーwebで連載を持っていた
pwmこと渡部氏も参加されています。

さて、その音楽とのかかわりも深い
「めがねのスエツグplus」さんでの出張販売、
テーマは眼鏡…視覚…というキーワードから
「色彩」に決定しました。
ジャケットだけでも色とりどり…
音の先に見える景色も色とりどり…な作品を揃えます。


めがねのスエツグplus
http://suetsugu-taiyodo.jp/

【期間】
5月13日(土)〜28日(日)
【場所】
鳥取県米子市角盤町1-27-14
TEL 0859-33-4544
【営業時間】
10:00 - 19:00
【定休日】
毎週水曜日および 毎月第3日曜日定休
※5/17(水)、21(日)、24(水)




是非お立ち寄りください。

※通常の出張販売は雨と休日店主は在店しておりません。悪しからず。
※出張販売のご依頼は常時受付中です。現在2017年10月以降のご依頼を受付中。
 オンラインショップ問い合せフォームよりご連絡ください。
 

トークイベント【穏やかな音楽。普段使いの音楽。】 in 岐阜 songs




cd shop songs
https://twitter.com/cdshopsongs

【日時】
5月3日(祝/水)
開場 18:30/開演 19:00
料金/¥1,500(1ドリンク付)
定員/20名
【場所】
岐阜県岐阜市常盤町8
 ※周辺の有料パーキングをご利用下さい。
【予約】
メールにてsongsまで
mail : songsrecords@gmail.com

岐阜市にあるCDショップ「songs」。
この雨と休日の西荻店舗と同じような小さなCDショップの店主、
鬼頭さんよりトークイベントのお誘いを受けまして、
今回開催の運びとなりました。

お題は「穏やかという感性で選ぶ普段使いのための音楽とその聴き方」。
雨と休日の成り立ちから店主最近のテーマである
「聴き方」というところまで話す予定です。
流したCD(8タイトルを予定)の販売もあります。
出張喫茶/YAJIMA COFFEEさんによるおいしいコーヒーと共にどうぞ。

songsさんでのイベント、最近では
『BEAU PAYSAGE』シリーズを手掛ける吉本宏氏も登場。
https://twitter.com/cdshopsongs/status/829244108732502017
聞き手を務めていただく鬼頭さんは気さくな方で、
リラックスしたトークになるかと思いますので楽しみです。
皆様のお越しをお待ちしております。


2017年3月売上TOP10



1. AOKI, hayato / Echo/Room Echo



2. Henning Schmiedt & Christoph Berg / bei



3. Kazunori Sugama, Mayu Gonto / Waterside



4. The Jimmy Giuffre 3 / Trav'lin' Light



5. Hirofumi Nakamura / guitarscape

 ※中村大史インタビュー→こちら


6. V.A. / MIXTAPE FOR DAWN II



7. Fabio Caramuru / eco musica - conversas de um piano com a fauna brasileira



8. Aspidistrafly / A Little Fable (reissue version)



9. AOKI, hayato / morning july



10. Henning Schmiedt / Spazieren

 

今後の更新情報を少しだけ


オンラインショップ、今月来月は良い作品が目白押しですので
今後の更新情報を少しだけお知らせします。

3/17 青木隼人新作
3/24 Henning Schmiedtのデュオ作、
   中村大史ソロ(インタビュー企画中)
その後4月にFabio Caramuruの過去作(ジョビン・カヴァー)再発&童謡アルバム入荷。
他にもクラシック関係で良作入荷予定あり。です。
ブロッサム・ディアリー特集&チェット・ベイカー特集などもいずれは予定中。

お楽しみに。
 

旧電話番号について削除のお願い


東京・西荻窪にありました実店舗の電話番号(03-から始まる番号)が、
現在は他の個人宅の電話番号に振り替えられております。
当店宛の電話がその方のほうへ多数寄せられているとのことで、
古い情報をサイト等に登録されておりましたら削除をお願い申し上げます。

また当店が登録に関わっていない諸サイト(SNSや投稿型情報サイト)を
ご利用されている方で、当店の電話番号を発見された方は、
削除に協力していただけましたら助かります。
 

2017年2月売上TOP10



1. Kazunori Sugama, Mayu Gonto / Waterside



2. V.A. / MIXTAPE FOR DAWN II



3. yoko komatsu / neumond



4. 阿部海太郎 / The Gardens - Chamber music for Clematis no Oka



5. 阿部海太郎 / 音楽手帖 Cahier de musique



6. Lotte Kestner / Covers



7. 森ゆに / 祝いのうた



8. Tobias Wilden / Artifacts/Scenes - Piano Works



9. Henning Schmiedt / Spazieren



10. Akira Uchida / OTOTSURE

 

水辺の音楽



Kazunori Sugama, Mayu Gonto / Waterside


sui saiのギタリスト菅間さんからは
いつも突然の手紙のように新作が届く。

今回は真由さんとのデュオだ。
動向をチェックしてない自分も悪いが、
ふたりに繋がりがあったとはという驚き。

彼のギターを水の流れに例えてきたけれど、
ここで聴けるのは
普段の、尽きることの無い潤沢な水量のようなギタリズム、
というより、
浸みた土の奥底を流れていくようなものだったり、
葉の上でなだれ落ち輝くようなものだったりする、ように感じる。

権頭真由さんについては
普段アコーディオンや歌などで聴く機会が多いので、
彼女が弾くピアノをこうしてじっくり聴くのは初めてかもしれない。
音の生まれ方、鳴らし方が、なんとも自然。

そして今回も録音が良い。
雑司ヶ谷音楽堂。
「下町のご夫婦が営むちいさな、とても素敵な建物です」
とは、菅間氏談。
録音場所もアルバムごとに毎回違う。

『Waterside』というタイトルに
深い意味があるかどうかを詮索するのは自由。
でももしあなたが川辺に住んでいるようなら、
このアルバムはとても特別なものになるに違いない。
そうなら、羨ましい。

アルバムについて菅間さんはfacebookにこう記している。
https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=1754857441500089&id=100009275497133

「権頭さんは この人は、本当にピアノとひとつでした。」
この一文が、多くを表わしている。
「You are my waltz」は名曲。


 

出張販売&ライヴイベント in 名古屋 sahan




sahan
http://www.sahan.jp/

【期間】
3月4日(土)〜3月12日(日)
【場所】
愛知県名古屋市千種区猫洞通3-21 KRAビル 1F
TEL 052-783-8200
【営業時間】
11:00 - 19:00
【定休日】
期間中はありません

雨と休日の看板を作っていただいた名古屋の雑貨・家具店sahan(サハン)さん。
2010年に一度出張販売をおこなったことがあり、今回は7年ぶり。
テーマは「リヴィングルーム・ミュージック」です。
新年度、新生活を間近に迎える人にも、新しい家具を揃えるのと同じ気持ちで
音楽を部屋に加えてみてはいかがでしょうか?というラインナップで20タイトル以上を販売する予定です。
(商品の中にはここだけの先行販売作品も含まれる予定…詳細は直前に!)
期間中、4、5、12日は雨と休日店主も在店します。

※※ 先行販売商品情報 ※※
メーカーとアーティストのご厚意により、こちらの作品を
今回の出張販売にて一般販売に先駆けて先行販売いたします!


・haruka nakamura『CURTAIN CALL』(12 inch Analog+CD)
 NHK BSプレミアム「ガウディの遺言〜サグラダ・ファミリア100年の夢〜」
 のために書き下ろしたテーマ曲『CURTAIN CALL』を含む、
 アナログ・レコードと同内容(+1曲)のCDをパッケージした最新作。
  ※オンラインショップでは販売予定なし
http://curtaincall.harukanakamura.com/?eid=625
http://www.kitchen-label.com/ki019-haruka-nakamura-curtain-call/


・AOKI, hayato 『Echo / Room Echo』
 青木隼人のピアノによる新作。
(LPもリリースされますが販売はCDのみとなります)
http://grainfield.net/echo/


初日、二日目にはイベントも予定しております。

《 坂ノ下典正×行川さをり×内田輝 ライヴ『こことは少し違う場所』 》
3月4日(土) 18時30分開場 19時開演
料金 2,500円(ドリンク別)

ご予約はサハンまで TEL:052-783-8200

※当日sahanの営業は18時にて閉店。
 ご来場者の方は開場後に出張販売のCDをご覧いただけます。

《 店頭BGM演奏 》
3月5日(日)営業時間中
普段のライヴとはまた違った、BGMとしての演奏です。
前日のライヴイベントの出演者のうち、坂ノ下典正と内田輝が各々自由な形式でお店のBGMを演奏します。
BGM演奏ですので料金やお席などはありませんが、演奏者にお気持ちを、という事でドネーション制とさせていただきたいと思っております。



坂ノ下典正×行川さをり×内田輝
―-
ライヴやワークショップ、CDなどのソロ活動をメインに、ともにharuka nakamuraや青木隼人との共演も多いギタリスト・坂ノ下典正とサックス/鍵盤奏者・内田輝。音楽的造詣の深さから生み出される、音の響きをも考え込まれたようなその音色。そして「歌」も含めた「声」のパフォーマーである行川さをりを加えた3人が奏でる音楽は、音が生まれる瞬間から「ここ」が「少し違う場所」になるような、特別な響きを持ったアンサンブルとなり空間を彩ってくれることでしょう。




坂ノ下典正
―-
1976年生まれ。
音楽の基礎にと、幼少時からピアノの習得を勧められる。
高校でクラシックギターに触れ、セゴビアやタレガなどの近代音楽に傾倒。
大学時にジャズや即興音楽に触れ、ライブ活動を開始。
卒業後拠点を東京に移し、ジャズ、ボサノヴァ、即興、映像や絵画とのコラボレーション等、多種多様なジャンルで活動中。
東京アートシーンで活動中の"Echostics"名義では、作曲・アレンジを担当。
雑誌"ecocolo"主催の"WordsGarden",
Art Re-public Tokyo主催の"創造公園渋谷”など、
多数アート系イベントに参加。
現在、都内に留まらず全国各地で演奏活動を展開中。
http://sakanoshita-norimasa.tumblr.com/
坂ノ下典正取扱い作品




内田輝
―-
音大時は sax 専攻。
欧州を旅した経験から、音に呼応する心に興味を持ちピアノ調律を習得。
ピアノ調律を通して音の本来に出会う為のWSを開催。
その後14世紀に考えだされた鍵盤楽器、クラヴィーコードに出会う。
現在、日本中を巡り演奏会とWSを行い、映画音楽も手掛ける。
http://baroquevoice.tumblr.com
内田輝取扱い作品




行川さをり
―-
大学入学と同時に音楽に目覚め、その後、ボーカリストDianne Reevesに影響を受けてブラジル音楽に傾倒し、
JazzとBrazil音楽を歌うセッションボーカリストとして都内を中心に活動している。本来の歌唱法にとらわれず、
絵を描くような、自由で即興的な声の表現が特徴。Dianneへのリスペクトを持ちながら、
独自の「インストゥルメンタルヴォイス」によるオリジナルな空間表現を目指している。
2010年12月に1stアルバム「Se Pudesse entrar na sua vida」をリリース。
2枚目のミニアルバム「Fading Time」を2013年3月リリース。
2015年12月にはリーダートリオphacoscape(ファコスケイプ:ピアノ伊藤志宏・クラリネット土井徳浩とのトリオ)名義で「[-scpes,]」をリリース。
このほか、TVCMでの歌唱やコンピレーションアルバムへの参加など、幅広く活動している。
(NTT docomo /JR東海/富士通/資生堂/シャディー.etcのTVCM歌唱、トリビュートCDアルバム「大滝詠一“A LONG VACATION”from ladies」参加 など)
http://namekawasawori.com/





2017年1月売上TOP10



1. Tobias Wilden / Artifacts/Scenes - Piano Works



2. V.A. / MIXTAPE FOR DAWN II



3. yoko komatsu / neumond



4. Emahoy Tsegue-Maryam Guebrou / Ethiopiques, Vol. 21: Ethiopia Song



5. Bugge Wesseltoft / It's Snowing On My Piano



6. 森ゆに / 祝いのうた



7. HAU / Underneath - the soundtrack made for torse



8. AOKI, hayato と haruka nakamura / FOLKLORE



9. Fabio Caramuru / eco musica - conversas de um piano com a fauna brasileira



10. Lotte Kestner / Covers

 
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出張販売、DJ、トークイベント等、ご依頼受付中。CD作品の持ち込み売り込み、メジャー/マイナー、レーベル/個人問わず随時募集中。お気軽にメールアドレス[ infoあっとameto.biz ]またはお問合せフォームからご連絡ください。
出張販売スケジュール
≫ 9/16〜30 京都市 誠光社
≫ 10/14〜11/4毎週土曜 名古屋 スタジオアッシュ(ブックマークナゴヤ2017参加)
≫ 10/21〜11/5 鎌倉市某所
≫ 12月 新潟県某所

☆現在2017年11月後半、2018年1月以降のご依頼を受付中。
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